この記事では伏見稲荷大社の境内にある参集殿の食堂の朝食についてくわしくご紹介します。
実際に参集殿に宿泊した時に食堂の朝食を注文しましたよ。
この記事の内容
参集殿閉館のお知らせ
伏見稲荷大社の参集殿は残念ながら建物の老朽化のため2020年5月6日(水)をもって閉館しました。
2020年11月3日〜2021年11月30日の期間で建物の解体工事が行われます。
伏見稲荷大社の参集殿はどんなところ?
参集殿は伏見稲荷大社が経営している参拝者向けの施設。レストラン(食堂)や宿泊できる客室があり、だれでも利用することができます。
参集殿は伏見稲荷大社の表参道の南側にある建物です。
表参道には大きな鳥居が2つあって、ちょうど2つ目の鳥居の右側にあるので、参集殿の場所はすぐにわかると思いますよ。
参集殿は伏見稲荷大社の参拝客向けの施設で、公式サイトには喫茶・食事のできる場所として紹介されています。
ですが、実は参集殿に宿泊することもできるんですよね。
旅行会社のパンフレットやホテル予約サイトにも掲載されていないので一般にはあまり知られていません。
参集殿のレストラン(食堂)の雰囲気は?
参集殿は建物そのものが古く、館内には昭和の雰囲気が残っています。もちろんレストラン(食堂)もレトロですが、きちんと清掃されており、清潔感はあります。6名が座れるテーブルがたくさん置かれているので、大人数でそろって食事することも可能です。
食堂を利用したらぜひ注目してほしいのが壁に飾られている絵です。この絵には『餅の的』というタイトルが付けられています。
実はこの絵は『山城国風土記』に記された伊奈利の縁起をもとに描かれているんですね。
絵の横には解説がありましたよ。
餅の的
この絵は、当大社の最も古い縁起、即ち、「秦ノ伊呂具という長者が、おごりたかぶってある日、餅を的として弓をいたところ、その餅は白鳥となって稲荷の峯に飛び去り、その長者の家運は急に傾いていった。
しかし、子孫はこの過ちを心から悔い、稲荷山の木をもちかえって神を祀り、信仰を深くしたので、その家は再び裕福になった」という、山城國風土記の逸文に基づいて作成されたものです。
参集殿の食堂の朝食
8:00〜10:00は朝食・喫茶のみの営業。伏見稲荷大社の周辺には朝から営業しているお店はほとんど無いので、参集殿に宿泊したらぜひ食堂を利用しましょう。
参集殿の宿泊料金に朝食代は含まれていないので、朝食を注文する場合はまず食券売場で食券を購入します。
昼食はいくつかのメニューから選ぶことができますが、朝食は1種類のみ。料金は700円です。
食券には「朝食」とだけ印字されていました。この食券を食堂で渡します。
わたしが参集殿に宿泊をした時、客室はほぼ満室でしたが、わたしが食堂へ行った時間(8:30過ぎ)には1組のご夫婦以外にほかの宿泊客はいませんでしたね。
食券を渡してから3分ほどで料理が運ばれて来ました。この日の朝食のメインは焼き鮭。
ご飯はおかわり自由でした。サービスとして決められていると言うより「ご飯はいっぱいあるから足りなかったら言ってくださいね」という感じ。
もともと「五穀豊穣」のご利益があるとされる伏見稲荷大社で食べるご飯はなにか特別な感じがしますよね! ちなみに参集殿の食堂のお米は「五ツ星お米マイスターがプロデュースしたおいしいお米」だそうですよ。
焼き鮭をおかずにして、ご飯をもりもりと食べました。
お漬物や海苔もあったので、すぐにご飯が足りなくなってしまい、おかわり!
参集殿(伏見稲荷大社)の食堂の概要
住所 |
〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68 |
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電話番号 |
075-641-0237 |
営業時間 |
8:00〜15:30(LO=15:00) |
定休日 |
無休 |
参集殿(伏見稲荷大社)の食堂|フォトギャラリー
この記事の主な更新履歴
この記事の情報は更新時点のものです。
- 2019年2月: 公開
- 2021年4月: 解体工事情報の追記