この記事ではJR・京都駅から伏見稲荷大社御旅所への行き方についてくわしくご紹介します。
神社の中には本社とは離れた場所に「御旅所」と呼ばれる施設を持っていることがありますが、伏見稲荷大社にも御旅所があります。
一般の参拝客はふだんあまり伏見稲荷大社御旅所を訪れることは無いと思います。
毎年4月20日ごろから5月3日までの期間に行われ、その舞台となるのが伏見稲荷大社御旅所です。
伏見稲荷大社御旅所は京都駅から徒歩10分ほどで行ける場所にあるので、ぜひ稲荷祭の期間に行ってみてください。
伏見稲荷大社御旅所とは?
「御旅所」とは神社のお祭りの時に神様を乗せたお神輿が休憩や宿泊をする場所。伏見稲荷大社御旅所には稲荷祭の神幸祭〜還幸祭の期間に5基のお神輿が駐輿されます。
伏見稲荷大社御旅所は伏見稲荷大社の本社と比べるとあまり大きな敷地ではありません。
南の鳥居から北の鳥居までは約80メートル、東西の幅も60メートルほどです。
境内の東側には4つの小さな社殿が並んでいます。
伏見稲荷大社御旅所の社殿
- 稲荷社: 稲荷大神
- 大神宮: 天照皇大神・豊受皇大神
- 上命婦社: 上命婦
- 下命婦社: 下命婦
稲荷祭の期間以外は伏見稲荷大社御旅所を訪れる参拝客は少なく、境内は静かな空気が流れています。
伏見稲荷大社御旅所の御朱印
伏見稲荷大社御旅所には稲荷祭の期間中にだけ授与される御朱印があります。御朱印集めをしている人は必見、1年に一度のチャンスです。
稲荷祭のはじまりである「神幸祭は毎年「4月20日最近の日曜日」に行われます。
例えば2019年の場合は4月20日が土曜日で、最近の(一番近い)日曜日は4月21日となるわけですね。
稲荷祭の期間は年によって異なりますが、神幸祭〜5月3日の還幸祭までのおよそ2週間前後です。
伏見稲荷大社御旅所の御朱印が授与されるのは社務所です。
社務所は境内の北側にある大きな建物「奉安殿」を目印にするとわかりやすいです。(稲荷祭の期間はこの建物に5基のお神輿が並んでいます。
奉安殿の西側部分が社務所になっています。
伏見稲荷大社御旅所の場所
伏見稲荷大社御旅所は伏見稲荷大社の北西およそ3.4kmのところにあります。まったく別の場所なので間違えないように気をつけてくださいね。
JR・京都駅から伏見稲荷大社御旅所への行き方
伏見稲荷大社からJR奈良線に乗って京都駅まで行きましょう。京都駅まではたった2駅・5分で到着します。京都駅から伏見稲荷大社御旅所は徒歩10分。
伏見稲荷大社の表参道の目の前にある駅がJR奈良線・稲荷駅。伏見稲荷大社の色合いに合わせたデザインになっています。
JR奈良線・稲荷駅から京都駅までは5分程度で到着しますよ。伏見稲荷大社御旅所は京都駅の南側にあるので、「八条口」から出ましょう。(京都タワーが無い方が南側です。)
京都駅から伏見稲荷大社御旅所まではおおまかに言うと、西へ行ってから南へ行くイメージです。
京都駅 八条口からはまず西へ進みます。
京都駅の南側を西へ歩いて行くと近鉄電車の高架が見えて来ます。その交差点を左折して南へ行きましょう。
横断歩道を渡り、次は油小路通りの横断歩道を渡って道路の西側へ行きます。
あとは油小路通りを南へ歩くだけですね。
油小路通りの東側にはイオンモールKYOTOが見えています。
イオモールKYOTOの向かいには伏見稲荷大社の大きな看板が立てられていますよ。
歩道橋の手前の角を右に曲がります。
すぐに伏見稲荷大社御旅所の大きな鳥居が見えて来ます。
伏見稲荷大社御旅所の北側の鳥居
伏見稲荷大社御旅所の北側からも境内に入ることができます。
先ほどご紹介した大きな看板が立てられている場所よりも50メートルほど北(京都駅寄り)に西へ行ける道路があります。
1本目の道路を左へ曲がると住宅街のすぐ先に大きな鳥居が建っているのが見えますよ。
伏見稲荷大社御旅所の概要
住所 |
〒601-8416 京都府京都市南区西九条池ノ内町98 |
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拝観時間 |
24時間参拝可能 |
拝観料 |
無料 |
伏見稲荷大社御旅所|フォトギャラリー
この記事の主な更新履歴
この記事の情報は更新時点のものです。
- 2019年4月: 公開
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