この記事では伏見稲荷大社の境内にある霊魂社についてくわしくご紹介します。
全国に30,000社以上あると言われる稲荷神社の総本宮が京都にある伏見稲荷大社です。
その伏見稲荷大社の表参道沿いの敷地に霊魂社があります。
霊魂社とは? 歴史・言い伝え
霊魂社には伏見稲荷大社の特別崇敬者(氏子以外で継続的に神社を信仰する人)らの御霊が合祀されています。社殿は江戸時代末期・慶應3年(1867年)の建立です。
霊魂社のある敷地には3つの社殿が並んでおり、左から熊野社・藤尾社・霊魂社です。
3つの社殿の中でも霊魂社は特徴的で、唯一社殿の前に石の鳥居が建てられています。
一間社春日造の構造で屋根には千木・鰹木が施されています。
霊魂社の場所・行き方は? 伏見稲荷大社の本殿まではどれぐらい?
霊魂社は伏見稲荷大社の表参道沿いの敷地(一番鳥居と二番鳥居の間にある敷地)にあります。本殿への参拝前に立ち寄ると良いでしょう。
JR奈良線・稲荷駅のすぐ目の前に伏見稲荷大社の表参道が東に向かって一直線に伸びています。この表参道の入り口にある大きな鳥居が一番鳥居です。
一番鳥居をくぐり本殿に向かって表参道を歩きます。
二番鳥居の少し手前まで歩くと、左側に敷地があるのが見えて来ます。
敷地には左から熊野社・藤尾社・霊魂社の3つの社殿が並んでいます。背後の大きな建物は伏見稲荷大社の儀式殿です。
裏参道(神幸道)への抜け道
熊野社・藤尾社・霊魂社のある敷地の北西部に細い道があり、この道を通ると裏参道(神幸道)へ抜けることができます。
裏参道には飲食店やお土産物屋さんが並んでいます。
夜の霊魂社
伏見稲荷大社・稲荷山は24時間参拝することができます。昼間とはまったく異なる独特の雰囲気があり、あえて夜の伏見稲荷大社を訪れる人も多いです。表参道沿いの敷地にある霊魂社は訪れやすいですが、薄暗いだけかも…
表参道の入り口から霊魂社のある敷地までは100メートルほどです。
敷地内は2本の外灯で照らされていますが、薄暗い雰囲気です。
霊魂社の概要
霊魂社の概要です。
住所 |
〒612-0805 京都府京都市伏見区深草開土口町65 |
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ご祭神 |
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例祭日 |
秋分の日 11:00 |
格式 |
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創建・建立 |
慶應3年(1867年・江戸時代末期)建立 |
ご利益 |
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拝観時間 |
24時間参拝可能 |
拝観料 |
無料 |
霊魂社の駒札・立て札・由緒書き
霊魂社
- 例祭日 秋分の日 午前十一時
- 構造 一間社春日造 檜皮葺
- 建立 慶應三年(一八六七)
この社殿は、瑞穂講社並びに講務本庁の特別崇敬者等、当社に係り深い物故者の御霊が合祀されている。
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この記事の主な更新履歴
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- 2021年3月: 公開