この記事では袮ざめ家のいなり寿しについてくわしくご紹介します。
伏見稲荷の名物を聞かれて思い浮かべる、もっともポピュラーな食べ物がいなり寿し。
実際に伏見稲荷大社の周辺にあるお店にはいなり寿しを販売しているところがたくさんあります。
中でも1540年創業の老舗・袮ざめ家のいなり寿しはちょっと食感が変わっているんですよね。
この記事の内容
袮ざめ家とは?
伏見稲荷にある袮ざめ家は創業1540年。代々受け継がれた秘伝の自家製タレで焼き上げるスズメ・ウズラ・うなぎが絶品のお食事処。
伏見稲荷には豊臣秀吉ゆかりの場所がいくつかあります。例えば、伏見稲荷大社の楼門は1589年(天正17年)に豊臣秀吉が造営したと伝えられています。
そして、この袮ざめ家も豊臣秀吉が関係あるんですね。
実は袮ざめ家の「袮」という字は豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)の「ね」をもらったと言われています。
伏見稲荷大社の裏参道と袮ざめ家の間の本町通りももともとは豊臣秀吉が開いたとされる伏見街道です。
袮ざめ家は伏見稲荷に数あるお店の中でも特に歴史を感じることのできるお店ですね。
袮ざめ家は伏見稲荷のどこにある? 外観は?
袮ざめ家は伏見稲荷大社の裏参道の手前にあります。ちょうど京阪電車・伏見稲荷駅から東へ続いている道と、JR奈良線・稲荷駅の前を南北に走っている道が交差するポイントです。
京阪電車・伏見稲荷駅から伏見稲荷大社方面へ東に歩くと裏参道の入り口に鳥居が見えて来ます。その少し右手前、道路の角っこにあるのが袮ざめ家です。
店頭ではうなぎを焼いている香ばしいにおいが漂っていますが、お店の入り口の少し右へ行くとお持ち帰り専用の売り場があります。
時間によっては行列ができていることもあるので、もしも空いていたらぜひ立ち寄ってみてください。
袮ざめ家のお持ち帰りメニュー
袮ざめ家のお持ち帰りメニューはいなり寿しやさば寿し。その日に持って帰れるならお土産としても喜ばれます。
お持ち帰りメニュー
- いなり寿し(4個入り): 600円
- いなり寿し(7個入り): 1,000円
- さば寿し(一人前): 1,500円
- さば寿し(二人前): 2,900円
- 助六ずし(いなり・巻き): 1,000円
- 寿し三種盛(さば・いなり・巻き): 1,300円
- にしん棒煮: 400円
いなり寿しは白狐のイラストが描かれた袮ざめ家オリジナルの包装紙で包まれます。
にしんの棒煮もお持ち帰りができますね。
袮ざめ家のいなり寿司はプチッと美味しい! |実食レビュー
袮ざめ家のいなり寿しの楽しい食感の秘密はご飯の中に混ぜられた麻の実です。ご飯を包んでいるお揚げは子どもから大人までみんなに愛される味付け。
白狐のイラストが描かれた包装紙を開けると、プラスチックの容器にぎっしりと詰められたいなり寿しが出てきました!
食べ応えのあるボリュームですね。
袮ざめ家のいなり寿しはお揚げが三角の形をしています。(関東は俵形だそうですね。)
この三角の形には諸説があり、稲荷神社のシンボルでもあるきつねの耳の形や、稲荷山の形を模したものと言われています。
袮ざめ家のいなり寿しをひとつ食べてみると、しっかりと味つけされたお揚げからダシがじゅわっと口いっぱいに広がっていきます。
ご飯には胡麻や小さく刻まれたかんぴょうが入っていますが、時々プチッとした食感がするんですね。
この食感の正体を調べるためにいなり寿しを半分に切ってみます。
いなり寿しの手前に小さな粒があるのがわかりますか?
これが袮ざめ家のいなり寿しのプチプチ食感の正体、麻の実です!
袮ざめ家のおすすめ度は?
袮ざめ家のいなり寿し伏見稲荷の帰りにはぜひ持って帰ってもらいたい一品。子どもはもちろん、大人にも喜ばれるいなり寿しです。プチプチ食感を楽しんでくださいね。
袮ざめ家の概要
住所 |
〒612-0807 京都府京都市伏見区深草稲荷御前町82-1 |
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電話番号 |
075-641-0802 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
定休日 |
不定休 |
袮ざめ家|フォトギャラリー
この記事の主な更新履歴
この記事の情報は更新時点のものです。
- 2019年2月: 公開